BTOパソコンは「買い方」で9割が決まる

なぜ完成品PCではなくBTOなのか
BTOパソコンを買って後悔した、という声をよく耳にします。
こうした失敗のほとんどは、購入前の知識不足と、ショップ選びのミスが原因です。
家電量販店やECサイトで売られている完成品パソコンは、メーカーがあらかじめ構成を決めた製品です。
価格帯ごとにラインナップが固定されており、「CPUはもう少し上位にしたい」「メモリを32GBに増やしたい」といった細かい要望には応えてくれません。
一方、BTOパソコンはCPU・メモリ・ストレージ・グラフィックボードといったパーツを自分で選んでカスタマイズできるため、予算に対して最大限の性能を引き出せる買い方といえます。
自作PCと何が違うの?と疑問に思った方もいるかもしれませんが、BTOはショップが組み立てて動作確認済みの状態で届くため、パーツの相性問題や組み立てミスのリスクがありません。
自作PCの自由度と、完成品PCの安心感を両立させたのがBTOパソコンです。
用途別に見る「最低限必要なスペック」の考え方

用途を明確にしないと必ず後悔する
BTOパソコンを選ぶ際に最初にやるべきことは、用途の明確化です。
「なんとなく高スペックにしておけば安心」という考え方は、予算の無駄遣いになってしまいますよね。
逆に「安ければいい」という選び方では、半年後に性能不足を痛感することになります。
以下の表は、主な用途ごとに必要なスペックの目安をまとめたものです。
| 用途 | CPU目安 | メモリ目安 | GPU目安 | ストレージ目安 |
|---|---|---|---|---|
| 一般ビジネス・Web閲覧 | Core Ultra 5 235 / Ryzen 5 9600 | 16GB DDR5 | 内蔵GPU | 1TB NVMe SSD |
| 動画編集・クリエイティブ | Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X | 32〜64GB DDR5 | RTX 5060Ti以上 | 2TB NVMe SSD |
| ゲーミング(FHD〜WQHD) | Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 9800X3D | 32GB DDR5 | RTX 5070 / RX 9070XT | 2TB NVMe SSD |
| ゲーミング(4K・高フレームレート) | Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D | 32〜64GB DDR5 | RTX 5080以上 | 2TB NVMe SSD以上 |
この表を見ると分かるように、用途によって必要なスペックは大きく異なります。
特にゲーミング用途では、グラフィックボードの選択が最も重要なポイントになります。
「ゲームもするし仕事もする」という使い方が一番多い
この場合、CPU はRyzen 7 9800X3D または Core Ultra 7 265K、メモリは32GB DDR5、グラフィックボードはRTX 5070Ti または RX 9070XT、ストレージは2TB NVMe SSD という構成が現時点での最適解といえます。
例えばRyzen 7 9800X3Dは、3D V-Cacheによるゲーミング性能の高さが特に重要で、なぜならゲーム中のCPUボトルネックを大幅に解消できるからです。
フォートナイトやApex Legendsのような競技系タイトルでは、FHD環境で平均280〜320fps前後を叩き出すこともあり、ハイリフレッシュレートモニターを持っているユーザーには見事な相性を発揮します。
人気PCゲームタイトル一覧
| ゲームタイトル | 発売日 | 推奨スペック | 公式 URL |
Steam URL |
|---|---|---|---|---|
| Street Fighter 6 / ストリートファイター6 | 2023/06/02 | プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ |
2025/02/28 | プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ |
2020/11/05 | プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン |
2024/10/25 | プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| 黒神話:悟空 | 2024/08/20 | プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750 |
公式 | steam |
| メタファー:リファンタジオ | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Call of Duty: Black Ops 6 | 2024/10/25 | プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT メモリー: 12 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンボール Sparking! ZERO | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64 メモリ: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE | 2024/06/21 | プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー |
2024/07/02 | プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Cities: Skylines II | 2023/10/25 | プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンズドグマ 2 | 2024/03/21 | プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700 メモリー: 16 GB |
公式 | steam |
| サイバーパンク2077:仮初めの自由 | 2023/09/26 | プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ホグワーツ・レガシー | 2023/02/11 | プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| TEKKEN 8 / 鉄拳8 | 2024/01/26 | プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Palworld / パルワールド | 2024/01/19 | プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070 メモリー: 32 GB RAM |
公式 | steam |
| オーバーウォッチ 2 | 2023/08/11 | プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク |
2022/01/13 | プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| BIOHAZARD RE:4 | 2023/03/24 | プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| デッドバイデイライト | 2016/06/15 | プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Forza Horizon 5 | 2021/11/09 | プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
BTOショップの選び方と信頼できるショップの見分け方

ショップ選びで失敗すると取り返しがつかない
BTOパソコンの品質は、ショップの技術力と品質管理に大きく左右されます。
同じパーツ構成でも、組み立て精度や動作確認の徹底度によって、届いた後の安定性が変わってしまいます。
- 保証期間と内容が明確に記載されているか(最低1年、できれば3年保証)
- パーツのカスタマイズ自由度が高いか(CPU・メモリ・SSDのメーカー指定ができるか)
- 納期が明示されており、受注後の進捗確認ができるか
- サポート窓口が電話・メール・チャットなど複数用意されているか
- 実績のあるパーツメーカーを採用しているか
特に2番目のカスタマイズ自由度は重要です。
メモリであればMicron(Crucial)やG.Skill、SSDであればWD(Western Digital)やCrucialといった信頼性の高いメーカーを指定できるショップを選ぶべきでしょう。
パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HH
| 【ZEFT Z55HH スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Pro |
パソコンショップSEVEN ZEFT R65X
| 【ZEFT R65X スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 9060XT (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) SSD SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Thermaltake The Tower 100 Black |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850I Lightning WiFi |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56AH
| 【ZEFT Z56AH スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | CoolerMaster Silencio S600 |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R57GB
| 【ZEFT R57GB スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 7900X 12コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7300Gbps/6300Gbps WD製) |
| ケース | CoolerMaster HAF 700 EVO 特別仕様 |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
「安さだけ」で選ぶのは絶対に避けたいですよね
格安BTOショップの中には、ノーブランドのメモリや品質の低いSSDを使用しているケースがあり、購入後1〜2年で不具合が出る可能性があるからです。
コストパフォーマンスの高いBTOショップを選ぶには、「パーツの品質」「保証の手厚さ」「カスタマイズ性」の3点を総合的に評価することが重要です。
グラフィックボードの選び方:GeForce vs Radeon

迷ったらGeForce、こだわるならRadeonも選択肢に
現在の市場では、NVIDIAのGeForce RTX 50シリーズとAMDのRadeon RX 9000シリーズが最新世代として並んでいます。
| モデル | 想定用途 | WQHD平均fps(目安) | 4K平均fps(目安) | コスパ |
|---|---|---|---|---|
| RTX 5060Ti | FHD〜WQHD ゲーミング | 155〜175fps | 85〜100fps | ◎ |
| RTX 5070 | WQHD〜4K ゲーミング | 185〜210fps | 110〜130fps | ◎ |
| RTX 5070Ti | 4K ゲーミング・クリエイティブ | 220〜250fps | 140〜165fps | ○ |
| RX 9070XT | WQHD〜4K ゲーミング | 190〜215fps | 115〜135fps | ◎ |
| RX 9060XT | FHD〜WQHD ゲーミング | 150〜170fps | 80〜95fps | ◎ |
GeForce RTX 50シリーズはDLSS 4とニューラルシェーダへの対応が強みで、AI処理を活用したフレーム生成技術により、実際の描画負荷を抑えながら高フレームレートを実現できます。
一方、Radeon RX 9000シリーズはFSR 4という機械学習ベースのアップスケーリング技術を持ち、価格帯に対する純粋なラスタライズ性能の高さが光ります。
動画編集やAI系のクリエイティブ作業も視野に入れているのであればGeForce一択になりますが、純粋なゲーミング用途でコストを抑えたいならRadeon RX 9070XTも十分に戦えます。
最新グラフィックボード(VGA)性能一覧
| GPU型番 | VRAM | 3DMarkスコア TimeSpy |
3DMarkスコア FireStrike |
TGP | 公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5090 | 32GB | 49138 | 101528 | 575W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5080 | 16GB | 32446 | 77761 | 360W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 XT | 16GB | 30429 | 66494 | 304W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7900 XTX | 24GB | 30351 | 73132 | 355W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 Ti | 16GB | 27412 | 68654 | 300W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 | 16GB | 26749 | 59998 | 220W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 | 12GB | 22151 | 56574 | 250W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7800 XT | 16GB | 20102 | 50281 | 263W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 16GB | 16712 | 39215 | 145W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 16141 | 38047 | 180W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 16002 | 37825 | 180W | 公式 | 価格 |
| Arc B580 | 12GB | 14773 | 34781 | 190W | 公式 | 価格 |
| Arc B570 | 10GB | 13869 | 30736 | 150W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 | 8GB | 13324 | 32232 | 145W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7600 | 8GB | 10921 | 31616 | 165W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 4060 | 8GB | 10749 | 28471 | 115W | 公式 | 価格 |
CPUとメモリの選び方:数字に惑わされない

コア数よりも「何をするか」で選ぶ
「CPUはコア数が多いほど良い」という誤解をしている方もいると思います。
確かにコア数は多いに越したことはありませんが、ゲーミング用途においてはコア数よりもシングルスレッド性能とキャッシュ容量の方が重要なケースが多いのです。
Ryzen 7 9800X3Dが現在のゲーミングCPUとして最強クラスの評価を受けているのは、3D V-Cacheによる大容量キャッシュが、ゲームのデータ読み込みボトルネックを劇的に解消するからです。
コア数はRyzen 9 9950Xの方が多いにもかかわらず、多くのゲームタイトルでRyzen 7 9800X3Dの方が高いフレームレートを記録しているのは、まさにこのキャッシュ効果によるものです。
一方、動画エンコードや3Dレンダリングなど、マルチスレッド性能が直結する作業では、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950Xのような多コアCPUが圧倒的に有利です。
用途を見極めてCPUを選ぶことが、コストパフォーマンスを最大化する鍵になります。
メモリは32GBが現在のスタンダード
DDR4を新規PCで選ぶ選択肢はもはや存在しないと考えてください。
容量については、ゲーミング用途なら32GB DDR5が現在のスタンダードで、動画編集や配信も並行して行うなら64GBを選んでおくと長く使えます。
16GBは最低限動作するには充分ですが、複数アプリを同時起動するには力不足です。
メーカーはMicron(Crucial)やG.Skillが信頼性・コスパともに優れており、BTOショップのカスタマイズ画面でこれらのメーカーを指定できるかどうかをチェックしましょう。
ノーブランドメモリが標準搭載されているという可能性があるからです。
ストレージとケース・冷却の選び方


パソコン おすすめモデル4選
パソコンショップSEVEN SR-u9-8180U/S9


| 【SR-u9-8180U/S9 スペック】 | |
| CPU | Intel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | CoolerMaster MasterFrame 600 Black |
| CPUクーラー | 水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II Black |
| マザーボード | intel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58B


| 【ZEFT Z58B スペック】 | |
| CPU | Intel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | NZXT H6 Flow White |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White |
| マザーボード | intel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R63X


| 【ZEFT R63X スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 9070XT (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | CoolerMaster MasterFrame 600 Black |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | AMD B850 チップセット MSI製 PRO B850M-A WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56F


| 【ZEFT Z56F スペック】 | |
| CPU | Intel Core i7 14700KF 20コア/28スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM:12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White |
| マザーボード | intel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
SSDは「Gen.4か Gen.5か」より「容量と信頼性」を優先
ストレージ選びで「PCIe Gen.5 SSDにすべきか」と悩む方もいるかもしれませんが、現時点ではGen.4 SSDで充分です。
Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超という驚異的な読み込み速度を誇りますが、発熱が非常に高く大型ヒートシンクが必要なうえ、価格もまだ高めです。
日常的なゲームプレイや動画編集において、Gen.4とGen.5の体感差はほとんどありません。
容量は2TBを選んでおくのが賢明です。
ケースと冷却は「見た目」と「エアフロー」の両立を
現在はNZXTやLian Liのピラーレスケース(2〜3面が強化ガラス製)が人気で、内部のパーツが美しく見えるデザイン性の高さが魅力です。
冷却については、現行のCore Ultra 200シリーズやRyzen 9000シリーズは旧世代より発熱が抑制されており、DEEPCOOLやNoctuaの高品質な空冷クーラーで充分に冷やせるケースが多くなっています。
ただし、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950X3Dのようなハイエンドモデルを選ぶ場合は、DEEPCOOLやCorsairの簡易水冷クーラーを選んでおくと安心です。
購入前に必ず確認すべき「落とし穴」


スペックシートだけ見ていると痛い目に遭う
例えば「RTX 5070Ti搭載」と書いてあっても、電源ユニットの容量が不足していたり、ケースのエアフローが悪くてGPUが熱暴走したりするケースがあります。
購入前に確認すべき項目を整理しておきましょう。
- 電源ユニットの容量(RTX 5070Ti以上なら850W以上が推奨)
- マザーボードのグレード(安価なBTOではエントリーマザーが使われることがある)
- ケースのファン構成とエアフロー設計
- OSのライセンス形態(DSP版かリテール版か)
- 初期不良対応の期間と手順
特にマザーボードのグレードは見落としがちです。
同じCPUを搭載していても、エントリーマザーではオーバークロックや将来的なメモリ増設に制限が出ることがあります。
BTOショップのカスタマイズ画面でマザーボードのグレードアップオプションが用意されているかどうかも確認しておきましょう。
「納期」と「保証」は絶対に妥協しない
急ぎで必要な場合は、在庫品として完成済みのモデルを販売しているショップを選ぶか、納期を明示しているショップを選ぶべきでしょう。
保証については、最低でも1年間の無償修理保証が付いているショップを選ぶことが大前提で、できれば3年保証や延長保証オプションが用意されているショップを優先してください。
パソコンのパーツ不良は購入後1〜3年の間に発生することが多く、保証期間内であれば無償で対応してもらえます。
結局、どの構成を選べばいいのか


予算別「最適構成」を言い切る
ここまで読んでいただいた方に向けて、予算別の最適構成を明確に提示します。
「結局どれを買えばいいの?」という疑問に、はっきりと答えます。
予算15〜20万円のゲーミングBTO最適構成:
この構成でFHD〜WQHDゲーミングは完全にカバーでき、動画編集の入門用途にも対応できます。
予算25〜35万円のゲーミングBTO最適構成:
CPU にRyzen 7 9800X3D、メモリに32GB DDR5、グラフィックボードにRTX 5070TiまたはRX 9070XT、ストレージに2TB NVMe Gen.4 SSD、電源に850W 80PLUS Gold以上。
WQHD〜4Kゲーミングを高フレームレートで楽しみたいなら、これ一択。
予算40万円以上のハイエンドBTO最適構成:
CPU にCore Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3D、メモリに64GB DDR5、グラフィックボードにRTX 5080以上、ストレージに2TB NVMe Gen.4 SSD(システム用)+2TB(データ用)、電源に1000W 80PLUS Gold以上。
4K高フレームレートゲーミングと本格的な動画制作・3DCG制作を両立させたいなら、この構成が現時点での最強といえます。
パソコン おすすめモデル5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R65P


| 【ZEFT R65P スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen5 8600G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5050 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | CoolerMaster Silencio S600 |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R66P


| 【ZEFT R66P スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Okinos Mirage 4 ARGB Black |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GY


| 【ZEFT R60GY スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 9070XT (VRAM:16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| キャプチャカード | キャプチャボード AVERMEDIA Live Gamer 4K GC575 |
| ケース | NZXT H9 FLOW RGB ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White |
| マザーボード | AMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GN


| 【ZEFT R60GN スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P10 FLUX |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0 |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R56DT


パフォーマンスと快適性を両立したゲーミングPC、デジタル戦場を制覇するために
ずば抜けた応答速度、32GB DDR5メモリと1TB SSDで、スムーズなゲーミング体験をコミット
Corsair 4000D Airflow TGケースで優れた冷却性と視覚的魅力を提供するスタイリッシュマシン
Ryzen 7 7800X3Dが、前代未聞の速度であなたを未来へと導くCPUパワー
| 【ZEFT R56DT スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 7800X3D 8コア/16スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM:8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
FAQ:よくある質問


BTOパソコンと自作PCはどちらがお得ですか?
自作PCの経験がない方や、トラブル対応に時間を割きたくない方にはBTOパソコンを強くおすすめします。
カスタマイズはどこまでやるべきですか?
標準構成のメモリが16GBであれば32GBへのアップグレード、ストレージが1TBであれば2TBへの変更は必ず行うべきでしょう。
届いたBTOパソコンで最初にやることは何ですか?
まずWindowsのアップデートを完全に適用すること。
そしてグラフィックボードのドライバを公式サイトから最新版に更新することです。
BTOショップが出荷時にインストールしたドライバは最新版でない場合があり、古いドライバのままではゲームのパフォーマンスが最大限発揮されないことがあります。
また、CrystalDiskInfoでSSDの健康状態を確認し、初期不良がないかどうかをチェックしましょう。
問題があれば保証期間内に速やかにショップへ連絡することが重要です。
グラフィックボードはGeForceとRadeonどちらを選ぶべきですか?
ゲームと動画編集・配信を並行して行うならGeForce RTX 50シリーズ一択です。
DLSS 4によるフレーム生成やAI系ツールとの親和性が高く、Adobe PremiereやDaVinci ResolveなどのクリエイティブソフトでもGPUアクセラレーションが安定して機能します。
純粋なゲーミング用途でコストを抑えたいなら、Radeon RX 9070XTも非常に優秀な選択肢です。
ただし、ゲームタイトルによってはGeForce最適化が施されているものもあるため、よくプレイするタイトルの動作報告を事前に確認しておくと安心です。
BTOパソコンのメモリは後から増設できますか?
ただし、購入時に搭載されているメモリと同じ規格・速度のものを選ぶ必要があります。
最初から32GBを搭載しておけば後から増設する手間が省けるため、予算が許すなら最初から多めに積んでおく方が賢明です。

